猫ウイルス性鼻気管炎
猫ヘルペスウイルスウイルス1型により起こされる上部気道感染症です。
ウイルスは鼻腔粘膜で増殖後、結膜・気管などに広がり粘膜面にびらん・潰瘍を形成します。
その結果、鼻炎と結膜炎を引き起こします。仔猫や他のウイルスやクラミジアなどの重複感染によって重篤化することもあり幼若猫では死亡する事があります。
症状がおさまった後もウイルスは三叉神経節などに潜伏しストレスなどによりウイルスが再活性するため生涯感染源となります。
ワクチンの接種による予防が効果的です。(コアワクチン)
治療は点眼や補液などの対象療法を行います。